【感想】人間失格 太宰治

読むべきではなかった…
そう、この本は夜寝る前に読んではいけない。

「ヤバイ、混乱してきた」

主人公は本当に人間失格だったのか?
それとも彼の自己肯定感の低さゆえに事実が歪んでしまったのか?

本書は日本人なら誰でも知っているタイトルだろう。
私も、きっと昔読んだのだろうなと思いながらページを開いた。

「あら?読んだことなかったか」

走れメロスあたりと勘違いしたのだろうか。
なんとなく概要はイメージできていたが、初めて読む内容だった。

罪の反対は何なのか、太宰の遺書と呼ばれているこの本の意味は何なのか、最後に自分の意思を通した理由は…?色々と考えたくなるテーマばかりだ。

主人公の葉蔵はとにかくクズだ。

心を許せる友達もおらず、悪友とつるみ、酒に溺れ、心中未遂をし、就職をせず居候になり、女のヒモ生活を送り、薬物中毒になる…

そんな彼の人生を記した手記だ。

読みながら「どこまで転落していく人生なのかしら」と思う反面、
「どこかで救いは現れるのだろうか?」と期待しながら読み進める。

しかしクズはクズだった。
確かに葉蔵は人間失格だわ、とページを閉じるそのとき

最後の一文で全てひっくり返された。

葉蔵は果たして人間失格だったのか…
ただの本人の思い込みなのだろうか…
いや、しかし……(あ、ダメだ眠れない)

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