「5年間文章を書き続けたら色々な変化があった」天狼院書店さん 2019年8月28日掲載分

気付いたらブログ生活5年を過ぎていました。
2014年4月から始めた書評ブログですが、
毎年こまごまとレベルアップイベントが発生していました。

それらを振り返ったのが以下の記事。

こちら

2014年4月。
ブログをスタートした。
読んだ本の感想をレビューするものだ。
毎週末、土日に2記事ずつ書き貯めていった。
今では900近い記事数になっただろうか。
 
思えば、この5年間で文章を書くスタンスがかなり変化した。
 
「5年間でずいぶん成長したなぁ」と、自分でも思う。
 
始めた当初は、6行書くのがやっとだった。
『第一章はこんな入り方だった
第二章は初めて知る内容だった
第三章はコレやアレ、ソレについて書かれていたのがユニーク。以上』
当時の記事を見返してみると、かなりひどい。
 
『第二章は初めて知る内容だった』
どんな内容か説明しなさいよ。
自分でもツッコミを入れてしまいたくなる。
 
『一章は、二章は……』
って、ダラダラ感が半端ない。
 
挿入した写真も、サイズ操作の仕方が分からなかったらしく、
文章より大きい。ものすごく不格好だ。
 
それでも、3か月続ければペースが付いてきた。
加えて、どんなに駄文でも本数を重ねていくと、自分に対する自信が増してくる。
 
当時もっとも悩んだのが、「ブログを書いていることを、他人に公言するかどうか?」だ。
PV数は増やしたいものの、知り合いには読まれたくない。
恥ずかしすぎる。
ペンネーム(現代はハンドルネームというのだろうか)を使った。
しかし却ってこれが良かった。自分の好きなように考えを表明できるし、内容がイマヒトツでも躊躇なくアップできる。
最初から意気込んでも、続かない。
 
2年目になると、ページ閲覧数が急に伸びるタイミングがあった。画像サイズや、ですます調など、基本的な型が出来てきた手ごたえを感じた。
休日に書くブログが毎週の楽しみになっていた。
 
3年目、読書会に行き、本の感想を口頭で他人に伝えるという事にチャレンジした。口頭発表の良いところは、自分の発表に対して率直な意見を聞くことができるというところだ。
 
ここで、私が課題を抱えていることに気付いた。
 
「感想だけ喋っている。あらすじを十分に説明できていない」
 
小学生の頃、読書感想文の授業でこう言われた。
『あらすじだけを書いて終わってはダメです。きちんと感想を書きなさい』
この言葉が、私に未だに残っていたのだろうと思う。
しかし、本は内容を紹介しないと感想の共有どころではない。
 
それともう一つ。
私が他人の書評ブログを読むのは読了後だけだ。
既に読んだ本に対して、他人がどんな感想を抱いたのかを知りたい。
あらすじだけ記載されている記事は、面白みを感じない。
 
未だに、感想を他人に共有するというスタンスは変わらない。
 
しかし、第3者に内容を説明する力も鍛え始めたのもこの頃だ。
 
4年目。急に書けなくなった。というより、
「今の書き方ではツマラナイ記事だ。なんだか陳腐」
と感じ始めるようになった。
 
当時の私のブログは、
【読んだきっかけ→内容→感想→まとめ】という4部構成で書いていた。
感想までは進むものの、大体いつも、【まとめ】の部分で筆が止まってしまう。
 
「プロの記事はどうやっているのだろう?」
 
ここで初めて他人の書評の研究を始めた。
新聞の書評欄、ビジネス書のブックレビュー、WEB記事の著書紹介、
いくつかを手に取り、構成の組まれ方をボールペンで書き込んでいった。
 
構成にはいろんな方式があった。
冒頭に筆者の考えを書いた後に、内容を箇条書として並べるもの。
社会問題から入り、本の概要、メインテーマの詳細、読者メリット、の順で段階的に説明していくもの。
社会問題を提示し、問題点、解決策を述べた後に、ラストで本の紹介をはじめる形式。
 
「自分の知らない色々な方法があるものだな!」感心し、真似た。
 
このころ、いくつかの事件があった
小さな事件は、PCの買い替えだ。
これまで使っていたVistaを辞めて、Windows10に変えることにした。
新性能のPCは凄い。何がすごいかって、毎日起動したくなるのだ。操作性が高いというだけでこんなに違うのか。自分がPC上で文章を書く時間も加速度的に増えた。
 
もう一つ、大事件。
自分が女性ビジネス誌の取材をいただいたのだ。
隅には、私の書いているブログのトップページが載っている。
この記事は身近な知人や会社の人に知られることになり、実名でブログを開示するようになった。良い意味での開き直りだ。
 
5年目、無料ブログから有料ブログへ引っ越すことにした。
目次や挿絵などのレイアウトを自分好みにカスタムしたくなったのだ。
 
目次があると構成を作りやすい。
字数も、これまでせいぜい800字だったものが、
2000字近く書けるようになってきた。
 
ここで、気持ちの大きな変化があった。
これまでは読んだ本の感想を書くだけだった。
しかし、その中でいろいろなノウハウが私の中に蓄積されていった。
難しい本を読むコツ。読書に対する考え。文章の書くコツ。5年の間で覚えたことを外の世界に広げたくなったのだ。
 
「教わる人から、教える人へ、変わっていこう」
新しい目標ができた。
 
「これ、千晶ちゃんの書いた文章?プロの人のやつ?」
今年、友人に言われた言葉だ。お世辞かもしれない。それでも、嬉しかった。そして戸惑った。嬉しくて、恥ずかしい。なんと返せばよいか頭に浮かばなかった。しかし、きっとこれが今年一番の嬉しい出来事だ。
 
もうすぐ文章と付き合って5年半になる。
さて、次はどんな変化が私を待っているのだろう。

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