売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放 中村朱美

たくさん売り上げた者が勝つ時代は終わった

「これ以上売らなくていいから!」
営業マンとしては、一度は言われてみたいセリフだ・・・!

 

安く大量に作って、大量に販売する。
原価をぎりぎりまで低くする。
人件費を極限まで下げる。
他社との競争があるので、競合より必死に働く。

そして我々は長時間労働を強いられる。
もっと売ることを強いられる。
それでも給料は変わらない。

そんな現代の働きかたを覆すのが本書だ。

本書のテーマは

働き方を極限まで絞ることで売り上げを挙げている会社

沢山働いたインセンティブは
”早く帰ることができる” だ。

業績至上主義からの解放

本書の舞台となる佰食屋はステーキ専門店だ。
働き方を絞るために色々な取り組みをしている。

①100食以上は売らない

どんなに好評であっても、一日100食以上を販売しない。
そうすることで食のロスを減らすことが出来たり、
人件費の見積もり間違えを防いだり、

なにより、働いた分だけ早く帰ることができるのだ。

②ランチ以外はやらない

テナント代を払っているのであれば、昼も夜も営業したほうが売り上げ効率としては良い。・・ように一見見える。

佰食屋ももともとディナーを営業していたが、持病持ちの長男が生まれて以降、ランチ営業のみに切り替えた。

それが大当たり。

ランチでしか食べられないので希少価値が上がり、
ランチタイムに濃い集客ができるようになった。

なにより、暇な時間がないので、人件費のロスも少ないのだ。

③メニューは1種類だけ

メニューも、基本的にステーキ丼以外を置いていない。

そうすることで、フードロスを減らすことができ
少ない売り上げで黒字を達成することができるのだ。

必要以上に売らないことで黒字になる

一見シンプルだが、実現できる会社はなかなか無いのだろうか。

資本主義は”成長ありき”の原則に基づいている。

成長を絞ることで、不要なロスが減り
最終的に黒字になる。

「うちの会社が、売り上げを絞ったらどうなるんだろう」

本書を読んだ人はきっとみんな思うだろう。

 

「充分売ったから、今日はもう帰っていいよ」

あぁ、一度言われてみたい・・!

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