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現代人はみんなコピーライター
ビジネスシーンでもプライベートでも、タイトル決めに悩むことが多いのではないでしょうか。
忙しい上司にスグ読んでもらえるメールの件名は何?
PV数が上がるブログのタイトルはどう書けば良い?
そんな疑問に、コピーライターの田口氏が分かりやすく答えてくれるのが本書です。
刺さる文章には「相手像を深堀り」!でもどうやって取り組めばいいの?
文章を書くためには、テクニックだけでなく前準備も大切です。
文章術の本で省かれがちなマインドセットの部分が充実しているのが本書の面白さ。
初心者向けのレシピ本のPOPを例に解説してくれている箇所が非常に勉強になりました。
さて、問題です。
若い奥様向けに文章を書くときに、どんな人物像を想定しますか?
・性別と世代
「30代 女性」
ここで止まってしまう人は多いのではないでしょうか(私もです)。
もう少し掘り下げてみましょう。
・性別と世代と家族構成
「33歳、女性。 3歳と5歳の子供がいる。夫婦共働き」
時間の余裕がなく、料理を簡単に済ませたいお母さん像が浮かび上がってきますよね。
・性別と世代と家族構成、経済事情や興味・悩み
「33歳、女性。 3歳と5歳の子供がいる。夫婦共働き。料理はあまり上手くない。金銭的にも余裕のない世代。夫も子供も野菜嫌い。最近太ってきた。」
難易度や調理時間に加え、健康志向、節約といったフレーズも浮かび上がってきましたね。
ここまでプロファイリングすれば、刺さる言葉も想像できるのではないでしょうか。
まとめ。誰に伝えたいかを明確に。
先日、ソーシャルメディア文章術で樺沢先生も書いていましたが、
相手像を絞れば絞るほど、心に深く刺さる文章ができ上がります。
『誰に伝えたいのか?』を明確にするステップを実践的に知りたい人におススメしたい一冊です。