
食文化の地域差について調査した決定版。
・天ぷらはソース派?天つゆ派?
・カレーには生卵?ゆで卵?
・肉と言えば豚?牛?
・ぜんざい?おしるこ?
・味噌の色は白?赤?
等、地域差の出そうな話題について考察していく本でした。
筆者さんは日経新聞社の編集者にして九州人。
B-1グランプリの顧問でもあります。
『NIKKEI NET』に定期的に冒頭のようなお題を提供し、
それらに対する投書+出身地を紹介していく形式です。
各章の章末には、集計結果の日本地図が表記されており
それだけ眺めても楽しめる構成になっています。
食文化は凡そ”西日本”vs”東日本”という構造になるイメージですが
タイトルによっては、必ずしもそうならないところが興味深いポイントです。
コラムを含め、21ものお題設定がなされており
著者の、食文化に対する好奇心と愛を感じさせられる1冊です。
軽く読めて、明日から友人や職場の人と気軽に話題にできる本です。