【感想】スタンフォードの自分を変える教室  ケリー・マクゴニガル (著)

成功より失敗に目を向けよう

「こうすれば成功出来る」というメソッドは巷に多く存在している。

私の場合は禁煙でしょうかね…また値上がりかぁ。。
 
が、なかなか成功できないのも事実。
 
 
成功できないのは「成功する方法ばかり探しているから」じゃないの?
というスタンスの本です。
 
もともと人間は誘惑に負けるように出来ている。
「挫折する時、人間の脳に何が起きているか」
このテーマを明示するものは少ないです。

本書は、ダイエットや勉強などで誘惑に負けるときの人間のメカニズムを解き明かしていきます。
 
 

残念ポイント

内容をご紹介する前に、残念ポイントも紹介したいと思います。

1)なんかよくわからない
本書を読んだのは2回目なんですよ。で、ようやく良書と呼ばれる理由がハラオチしました。
解決策を求めて読む人には少しキツイかもしれません。
 
結論「だから人間は誘惑に負けるんです」
読者「……で?解決策は?」(こんな感じで各章が終わります)
 
2)訳者の言葉のセンスが変。すごく変。
 
逆接の接続詞: 「ところがどっこい。」

……え?「どころが」「しかし」で良くない??

魅力的な食べ物のシーン: 「鎮座ましますチーズケーキが~」

……ん?「鎮座まします」の意味わかって使ってる???
この表現である必要なくない??言い回しが気になって本の内容入らんわ!

美人の学者が大学で講義している設定の本だと思うんだけど、
「居酒屋でオッサンがウンチク語っているだけよ」感が漂う。
言葉のセンス大事だわ~

本書の要点

以下、要点を5つ紹介します。
 
①集中力は鍛えられる
筋トレと脳トレは同じ。年をとると脳は衰えると思われがちだが、頭もトレーニング次第で強くなるというのが最近の定説だ。
毎日ネガティブな事を考えていると悲観的な人間に近づいていくそうだが、
集中する習慣などで集中力を向上することも可能。
ここで瞑想は最高の方法だと述べられている。
(瞑想については私も記事書いてます)
 
②もうどうにでもなれ
あんまり厳しい目標を課すと却って悪い結果になることがある。
ダイエット中にカロリーが高いものを食べてしまった…ら、
「後で挽回しよう」
よりも
もうどうにでもなれ」と思い食べ過ぎる。
自暴自棄にならない目標設定が必要だろう。
 
③明日やろう
個人的に、一番勉強になったところ。
これ、明日やっておこう。で、結局出来なかった事はないだろうか。
(私はしょっちゅうなんだけど)
これは見込みが甘かっただけでなく、人間の脳の特性なのだという。
未来の自分の力は、今の自分より高く見積もってしまうのだ。
未来の自分もただの凡人だ。そう心得ておく必要があるだろう。
 
④怠け癖は感染性がある
時間を守る集団に、一人ルーズなメンバーが加入した。その場合どうなる?
ルーズな人が生活習慣を改めれば済む話なのだが、実際はそうも行かないらしい。
悪い習慣は周りを巻き込む力がある。
なので、残業が多い会社で定時退社を狙ったり、禁煙中に喫煙者と飲みに行ったりするのは挫折しに行くようなものだ。
生活に支障のでない限り、付き合う仲間は選んだ方が良いだろう。
 
⑤シロクマのことは考えないで
そう言われたらどうだろうか?かえってシロクマをイメージしてしまう。
②と少し近いが、スマホを絶対に見ないなどと禁止してしまうのは考えものだ。しかし、スマホを触りたくなっている自分の衝動や、タバコが吸いたくてイライラする気持ちなどなど。
そんな自分の衝動を静かに見つめる方が、ずっと効果が出るのだ。