【感想】ソクラテスの弁明・クリトン (岩波文庫) 文庫 – 1964 プラトン (著), 久保 勉 (翻訳)

自己の所信を力強く表明する法廷のソクラテスを描いた「ソクラテスの弁明」、不正な死刑の宣告を受けた後、国法を守って平静に死を迎えようとするソクラテスと、脱獄を勧める老友クリトンとの対話よりなる「クリトン」。ともにプラトン(前427‐347年)初期の作であるが、芸術的にも完璧に近い筆致をもって師ソクラテスの偉大な姿を我々に伝えている。

 

タイトルだけ知ってた。

「弁明」編から「クリトン」編と、続きがあるなんて知らなかった。

 

【あらすじ】

ソクラテスは、賢者と呼ばれる人たちに次々と問いを投げかける。
挙句の果てに、こう抜かす。

「貴方は何も知らないのに、知っているように思いこんでいる。
 私は自分が何も知らないという事を知っている。だから私の方が賢者だ」

言われた方は気分が悪いので、

迷惑防止条例違反でソクラテスを訴える。

結構ウザイオッサンだ。

こんなこと言われると裁判所に行って死刑を訴えたくなるのは
ごもっともだ。
なお、『ソクラテスの弁明』には、関西弁バージョンがあると聞く。
きっとウザさが倍増しているのだろう。一度読んでみたい。

 

とはいえ

自分の正義を貫くのか正しい生き方なのか?
大衆に迎合するのが良いのか?
とても考えさせる。

読んだ感想を率直に言うと

「死を前にしても自分の正義を貫くってカッコイイな」

勇気ももらえる本。

 

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