【感想】宮廷神官物語 五~ 七(角川文庫版)榎田ユウリ

はじめに

お盆中に一気読みしてしまいました。

本書は、真実を見通す不思議な力を持った少年と
宮廷の権力争いが混ざり合う、アジアン・ファンタジー本です。

韓流ドラマ的な、権力争いのドロドロ感に面白さがあり
華流ドラマ的な、どんでん返し感に惹かれる本です。

正々堂々は悪?

日本だと、正々堂々と戦うことが美徳だとされていますよね。
中国では諸葛孔明が英雄扱いされているように、
「敵を見事にだまし討ちする人が優秀」な文化です。
(韓国もその傾向が強いです)

本書はそういう点ではかなり大陸側の面白さを継承しています。
ストーリー中盤から、読者はだまし討ちされまくりです。

「ずっと味方だと思っていたのに。実は強敵だった!?」
「ラスボスだと思っていたのに、ストーリーからあっさり途中退場した!?」
「この存在感薄い人が、実はキーマンだったなんて!?」

TVドラマ観ても、
敵味方の入れ替わらない日本は、12話完結が多いですが
華流・韓流は敵味方がくるくる変わるので60話編成が多くなっています。
(しかも飽きない)

序盤からは予想できなかった人間模様の変化に翻弄されるまま
ついつい読み進めてしまうシリーズです。

内容

内容にも少し言及しておきます。。

5巻: 宮廷を追い出された天青が、田舎で神通力の修業をするお話し。
桜嵐王女が大活躍します。

6巻: 藍晶王子が、伝国の宝物を探しに離島に冒険するお話。
言い伝えの『徴』とは何なのか?……と思って読んでいると違う方面から急展開がやってきます。

7巻: 王位継承権を持つ王子が2人になってしまったお話。かなり権力争い色が濃い巻です。

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