面白かった。
ついつい続きが気になってしまってあっという間に読了。
内容
3人の青年たちをめぐるストーリーです。
まずは主人公。若くして優秀な神官、瑛鶏冠。
彼が、神通力を持つ少年(慧眼児)を山奥の村へ探しに行くところからストーリーが始まります。
慧眼児の天青と、天青の用心棒の景曹鉄の3人で都にたどり着くまでが1巻の内容でした。
道中、謎の集団に襲われたり、
サーカス団に紛れ込んで愉快な旅を始めたり
悪徳役人を懲らしめる一幕があったり、
「次はどうなるんだろう!?」とハラハラする展開が満載でした。
感想
冷静沈着な美青年と、天真爛漫な少年、優しくも暗い過去がある好青年。
キャラクターの構成も魅力的です。
中学の時に好きだった『幻想大陸』(わかるひといるかな??)
を思い出させてくれます。
本の帯には”アジアン・ファンタジー”と書かれています。
作中に「チョゴリ」という表記もあったり、
作者あとがきでも「朝鮮王朝がモデルです」とありますね。
終わりに
本書は角川ビーンズ文庫から出されていて、
本来は若い読者向けの小説だったようです。
でもね、これ、大人の息抜きとしても十分楽しめると思います!
大人でもついつい食べたくなっちゃうお子様ランチみたいな。
(例えが悪いかな?)
個人的にはファンタジー者は苦手だと思っていたのですが
これは引き込まれました。
2巻は既に購入済みです。楽しみです。
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