【書評】「ロウソクの科学」が教えてくれること 炎の輝きから科学の真髄に迫る、名講演と実験を図説で (サイエンス・アイ新書)

はじめに

火が燃えると水ができる、酸素の中にスチールウールを燃やしたら炎を上げて燃える、電気を流すと銅メッキができる、炎色反応etc…
小学校の理科の実験でワクワクしながらトライしたものです。

でも、19世紀に生きていたらこれらのことがにわかに信じられるでしょうか?

ファラデー定数やファラデーの電磁誘導の法則などで有名な
マイケル・ファラデー。

「もし19世紀にノーベル賞があったら、この人は幾度も受賞したはず」

こう言われる彼の6回の講演集を”今までになくわかりやすくした本”にしたものが本書です。

内容

ロウソクの科学では、少年少女の前で先述の実験を行いながら、
6回の講演を行っています。

ロウソクはなぜ燃えるのか?という問いから、
空気や水、金属、生物、燃焼の化学反応、電磁気学まで
この世の仕組みを明らかにしていきます。

本書はそれらを更にかみ砕き、
再現可能な実験の写真や図解をふんだんに掲載し
大変分かりやすく解説してくれています。

ロウソクから上がった空気を集め、
炎を近づけて酸素の存在を確認したり、
カリウムを用いて水の存在を示したり、
石灰水で二酸化炭素の存在を色で表現したり。

写真を見るだけで楽しい一冊です。

まとめ・感想

恥ずかしながら、「ロウソクの科学」は本書で初めて知りました。
19世紀のロンドンでこの講演を聴いた少年少女たちは
どれほど驚いただろう、いかに感動しただろうと思いながら
ついつい引きこまれ
自分も聴衆の一人になっていました。

科学の面白さを再発見できる本です。