好きを仕事にすることは転職に繋がらない?⇒『科学的な適職』

写真、日経WOMAN4月号で紹介されていた本書。
給料の多さや業界、好きを仕事にすることetc
これらはこれまで職業選択で重要視されてきたことがらであるが、
4000以上の研究データに照らし合わせると、どうやら失敗に繋がっている。

◆「好きなを仕事に」は幻想

好きな仕事をしたところで、得られる幸福感は変わらない。仕事の達成感は前週行った業務の努力量によるのだそうだ。人間はなんて記憶力の無い生き物なんだろう…。仕事と情熱も大して比例してい無いそうで、情熱を持って取り組んだ層より、「仕事は仕事」と割り切った人間の方がスキルと継続率が上がったという研究結果もある。皮肉なことだ。
自分の仕事を天職と思っている人間の多くは、なんとなく始め、続けているうちに情熱が高まり天職と思えるようになったという。淡々と進めることが大事なのだ。

◆自由度と仕事の満足度は強く結びついている

ロンドン大学が公務員を対象に行った実験も衝撃的だ。
①喫煙者で、自由度の高い仕事を行っている
②非喫煙者で、自由度の低い仕事を行っている
どちらが健康だろうか。驚くべきことに、①の方が体を壊しにくく慢性的な病気にかかる率も低かったそうだ。仕事の不自由さは、たばこよりも体に有害なのだ。

◆「制御焦点」は適職探しに役立つ数少ない性格テスト

性格テストは当てにならず、仕事の満足度に結びつかないそう。その中でも、信頼性が高いのはこの「制御焦点」というテストだそうだ。
これは、人を「攻撃型」と「防御型」に分けるものだ

・攻撃型: 競争に勝つのが好きでカネや名誉などの外的な補修に強い影響を受ける。進歩や成長を実感しやすい仕事が適職
・防御型: 自分の美無を果たすのが最終的なゴールで競争に負けないために働くタイプ。安心感と安定感を実感しやすい仕事が適職

攻撃型は加点方式、防御型は減点方式ということだろうか。
生まれ持った特性あり、後からトレーニングで変わるものではないのだそうだ。
これらに合った業界や仕事を探すことが満足感につながるのだ。


◆未来が予測できない時は「10/10/10テスト」を行う

決断できない時の判断方法が[10/10/10テスト]だ。
判断するときにこう考える。

・これから10分後はどう感じているだろう
・10ヶ月後はどう感じているだろう
・10年後はどう感じているだろう

悩んでいる時こそ俯瞰的に見ることが出来なくなりがちであるので、意識的に行えばよいのかと思う。
心理学的にも「拡張された自己」と呼ばれており、未来を思うことで判断力が上がるのだそうだ。

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